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Jose

2006年08月10日

僕が客室乗務員だったときの話 ■第11章全文■俺を「日本人」にしてくれた香港

第11章
俺を「日本人」にしてくれた香港

差別の巣窟

航空会社は旅行会社などと同じで、不況や病気、テロなどの影響を直接受ける。 アジア金融危機、鳥インフルエンザ、SARS、そして同時多発テロなど、その都度リストラが行われた。 最近の中国や韓国での反日デモは反日暴動などにより、旅行者は激減し、航空業界は大きなダメージを受けた。

こういった事は突発的に起きるので、予想が難しい。 よってCAを含む航空職員は、いつ襲ってくるか判らないリストラに半ば怯えながら勤務することになる。 通常、この航空会社でリストラのターゲットといえば、外国人CAだ。

そもそも「外国人」CAを雇う事はこの航空会社にとって大きな負担だ。 前述の通り、俺の家賃の9割はこの航空会社が面倒を見てくれたが、それは俺が外国人だったからだ。 地元の香港人の家賃は全て自己負担。 地元人を雇った方がはるかに安上がりだし、言語的な問題もない。

そもそも日本人の「男」である俺が香港の航空会社に採用されたのは、日本人観光客は非常に多かったからだ。 日本人男の採用は、俺達の時期が最初で最後だ。

しかし上記のような、単なる会社の財務事情で外国人が圧迫を受けるばかりではない。 入社前にこの航空会社からの入社案内には、「○○○ファミリー」と記載されてあり、「一度、入れば皆家族」かのように書いてあった。

しかし単なる理想・妄想であって、実際は差別の巣窟だ。 中国大陸出身CAやインド人CA、フィリピン人CA 、そして日本人CA への差別はワリと露骨に行われていた。

インド人への差別
インド人は人種的にも東アジア人とはダイブ違うが、華僑CAは「臭い。 ウルサい」とインド線を嫌う者が多かったし、陰でインド人の訛や仕草などを冗談半分で真似したりしていた。 俺のルームメートの一人はインド人スチュワーデスで、彼女や彼女の友人はいつもそのことを屈辱的に感じていた。

インド人CAは皆その事を知っているらしいが、インド人は少数派なので表立って華僑に反抗することができないし、この航空会社での給料は母国インドでの給料を何十倍も上回るので、辞めるわけにもいかない。 インド人は非常に我慢強く耐えていたと思う。

大陸人への差別
中国大陸出身者への差別は呼吸するのと同じように、公然と行われていた。

香港人の先祖の90%以上が大陸出身であるにもかかわらず、「大陸人のせいで香港は治安が悪くなった。 大陸人のせいで香港は汚くなった。 大陸人のせいで風俗店ばかりになった。 大陸人のせいで香港人は『うるさい』と思われるようになった」と悪事は何でも大陸出身者のせいにする。

香港の警察官は中国の不法越境者を狙い、成績を上げているのだという。 捕まる者の大半は女や家族だ。

しかし俺が見た感じでは、大陸人は香港では至って大人しい。 また大陸人の話す北京語は、香港人の話す広東語より穏やかに聞こえた。 確かに風俗店に勤務する大陸出身女性は多いが、元締めは香港人暴力団だ。

日本の大都市でも中国風俗店や韓国風俗店は問題になっているが、元締めである暴力団を壊滅しないことには何の解決にも繋がらない。 しかしどこの国でも同じで、時々捕まるのは末端にいる風俗嬢だけだ。

「暴力団は怖い。 だから怖くない無防備な風俗嬢をイジメてやろう」という警察の不甲斐無さしか感じない。

香港は中国に返還されたが、「一国二制度」の政策を元に中国大陸からの越境者の数を制限していた。 俺が居た時は確か一日に許される渡境者は500人だったと思う。

その後、中国政府からの圧力で増数されたらしいが、生粋の香港人の大陸出身者に対する差別は増すばかりだった。 大陸出身CAのほとんどは香港で長く暮らしているが、自分が「大陸出身」だということは秘密にしようとしていた。

フィリピン人への差別
フィリピン人は香港最大の外国人社会を形成し、その数は15万人弱ともいわれる。 日本では「フィリピン=フィリピンパブ」のイメージが強いが、香港では全く違う。 フィリピンパブも確かにあるが、「大陸パブ」の数には敵わない。 香港では「中国大陸人=風俗嬢」、「フィリピン人=家政婦」だ。

香港人はよく家政婦を雇う。 これは裕福だからではない。 殆んどは共働きで、生活は大変だ。 子育てもまま成らないほど、仕事をし、大変な生活を送っている。 そこで超安価なフィリピン人家政婦を必要とするのだ。

フィリピン人家政婦は通常 “ Ama ” と呼ばれる。 この“ Ama ”も元々はスペイン語の“ Ama de casa ”、つまり「主婦」という言葉から来ている。 そして元スペイン植民地フィリピンでは「家政婦」を意味するようになった。 この言葉が香港でも使われて、現地の香港人は侮蔑的にこの言葉を使う。

毎週日曜になると香港島のCentral駅(広東語で「中環」)に何千人ものフィリピン人が集まる。 初めて見る人は「きっと大規模デモでもやっているのだろう」と勘違いをするだろう。 しかしデモではなく、単にそこに集まってご飯を食べたり、談笑を楽しんでいるだけだ。 家政婦である彼女達は、フィリピンパブ嬢の艶めかしさとは程遠い。 化粧もしない地味な女性ばかりだ。

フィリピン人家政婦は数が多い分、やはり問題が起きないこともない。 勤め先の家の物を盗んだり、不法滞在者が多かったり、と問題が絶えない。 やはり家政婦は香港では被差別的職業だ。 そして何千人ものフィリピン人が駅の近くでたむろする事に、香港人は好意的ではない。

フィリピン人CAは彼女達と「一緒にされる」ことを嫌がり、特に日曜日のCentral駅には近づこうとしなかった。 しかし、香港人CAは何かというとフィリピン人CAを“ Ama ”と呼んだ。 もちろん、面と向かって言うことはない。 フィリピン人CAの大半は一昔採用された「古株」なので、香港人CAにとっては上司であることが多い。 陰で「“ Ama ”のくせに調子に乗りやがって…」と愚痴を叩くのだ。

そして日本人には…?
日本人は「アジアで唯一の先進国」として一目置かれてはいたと思う。 日本パスポートなら、世界の多くの国々へ入国する際、ビザは不必要だ。 しかし他のアジア人はアメリカやヨーロッパに行くにもビザの取得に面倒な手続きが必要だ。

華僑CAが何か外国語を勉強する時、最も人気があったのは日本語であろう。 シンガポール・マレーシア・台湾華僑、そして香港人はフィリピン、インドネシア、インド、タイなどには絶対的な優越感があったので彼等の言語を勉強しようとはあまり思わない。 俺がいた当時の飛行機の不時着時の緊急アナウンスは「英語」「広東語」そして「日本語」のみだった。 日本語は主に日本人しか話さないのに、生死を決める最重要アナウンスが日本語で行われるとは、それだけ日本の影響力が絶大だからだ。

しかし、相手のイヤな所を見つけてはそこを攻撃する、という万国共通の差別意識は日本人に対しても多分に向けられていた。 だから彼等は「日本人は英語が下手だ」とかいうが、日本人が英語を話さない理由は旧欧州植民地出身の彼らが一番良く知っている。 日本は外国の植民地にされたことがないからだ。

だから「日本人は英語が下手」というのは大した効果を持たない。 実際は日本人CAでも「自称ネイティブ」の華僑などより遥かに上手い者も多くいた。 ならば日本を攻撃する他の材料が必要だ。 日本人には国力でも勝てず、経済力でも勝てず、信用性でも勝てない、それなら… と人間として絶対に踏み入ってはいけない分野に入り込み、日本人を攻撃していた。 それは「日本人女性」に対する侮蔑だ。

日本人の本音「外資就職は留学」

東南アジアCAと日本CAの目的の違い
東南アジア人CAは、日本人と比べて、かなりの長期間この航空会社で勤務する。 一言で言えば「家族を養うため」だ。 彼等にとっては、母国で10年、20年働いて稼げるカネを、この航空会社では1年で稼げる。 家族からCAがでてくる、というのはそれこそ「宝くじ」を当てたようなものだ。

しかし「CA45歳定年説」というのを聞いたことがある。 この航空会社では大抵この位の年になると、CAを辞め、同じ社内で事務職に就いたりする。 これは単なる「説」ではなく、社内規定の一つでもあるのかもしれない。 実際に50代のCAなどはいない。 誰でもその位の年になれば、若い頃の美貌もかげりを見せ、体力も落ちてくる。 それでも多くの東南アジア人CAには将来は事務職にも残ろう、と頑張っている者が多い。

しかし、日本人のCAはそんなに長くは勤めない。 大半がどんなに遅くとも30代で辞めてしまう。 事務職に就こう、この航空会社に骨を埋めよう、という気概があれば、長く続くのだろうが、そう考えない理由は幾つか考えられる。

なぜ日本人CAは簡単に辞める?
アジア唯一の先進国「日本」。 しかも華僑とは文化的な接点が少ない。 よって、この華僑会社は元来、日本人の雇用には消極的だ。 「漢字文化という共通点があるではないか?」と思う人もいるかもしれない。 しかい日本人が横浜の中華街を訪れてもあまり文化的な接点を感じないだろう。 異文化であるからこそ観光地として成り立っているのだ。 これは中国人から見ても同じで、日本を来ても漢字以外の文化的な接点は余り感じない。

東南アジア人や中国人、韓国人が先進国に留学や就職するのは「稼ぐ」ためだ。 稼いだら帰ろう、と思っているのかもしれないが、実際はそうでもない。 結婚したり、子供が日本の学校に行ったり、出世したり、家を買ったりと、そのまま日本に居ついてしまう。 そして多くは帰化する。

これには日本人の元来持つ国民性が深く関係していると思う。 前にも述べたように日本人の特徴としては「鮎のように大挙して海外に『放流』され、その後大挙して日本に『遡上』」する。 日本人のほとんどは海外で生活基盤を作ろうとか、海外で骨を埋めようとは考えない。 海外での経験は「日本に帰ってから役に立てる」ものなのだ。

つまり日本人が外資系会社に就職するのは「稼ぎに行く」ためでなく、「留学」をするようなものだ。 「『外資系』では身分が保証されない」という不安もあるが、なにより「外国で仕事すれば現地の言葉が勉強できるし、異国の体験ができる」程度が正直な動機だろう。

「異国体験」をしたら日本に帰ってくる。 ほとんどの日本人CAは、航空会社での勤務を「おカネを貰って旅行ができる人生経験」と見ている。 「この仕事は、技術も要らず、誰にでもできる」、と日本人CA間では唱えられているので、「日本に帰ってたら、技術も何もない『使えない』人間になる!」と恐れ始める。

そして「あまり香港に長居するより、若いうちにさっさと日本に帰って技術を身に付け、『本当』のキャリアを築いた方が良い」と考えるのだ。 特にこの航空会社のような、反日華僑会社のために一生懸命事務職をする、など尚更バカらしい。 どうせ一生懸命仕事をするなら、日本の会社で、日本人のためにやる方が良い、と考えるようになるのだ。

日本女性への「復讐」

「日本」が氾濫する香港
香港に行くと、日本にまつわるものをタクサン目にする。 安売りショップ「日本城」、日式ラーメン、日式回転寿司、あと地下鉄の駅には日本のお菓子の専門店、など日本人の観光客が喜びそうなものばかりだ。 韓国や台湾、タイ、シンガポール等でも、「日本」や「日式」と名がつけば飛び付く現地人は多い。 俺が香港にいた時は、安室奈美恵や木村拓也等が大人気で、日本のドラマ「ロング・バケーション」やアニメ「ちびまる子ちゃん」などは香港で知らない人はいなかった。 日本で「ミッキーマウス」を知らない人はいないのと同じだ。

一方で香港の路上などにはかなり多くのポルノ雑誌が売ってあるが、その多くは日本から来たものだ。 日本のAV女優が香港でも有名なのはここに原因がある。 そして日本の女性がみんなそうであるかのように、それらのポルノ雑誌には取り上げられ、面白可笑しく書かれている。

また、多くの性風俗店の名前も「日式サウナ」といった具合に書かれている。 日本のソープランドやヘルスのような場所だ。 「日式サウナ」という言葉は在日韓国人が海外に輸出したらしいが、当時の「日式サウナ」が風俗店を意味したのかどうかは知らない。 しかし「日式サウナ」だからといって、日本人女性が勤務しているわけもなく、勤務している女性の大半が中国大陸から出稼ぎに来た女性か、東南アジアの女性だ。

このように清濁を合わせ、「日本」が香港に氾濫していた。 「香港初心者」の頃の俺は政治には興味がなく、自分が日本人であることをあまり意識していなかった。 だから日本の歌手や日本ブランドに人気があっても大して嬉しくもなかったし、同時に日本のポルノなど、「日本の恥部」が香港で堂々と売り買いされていても何も感じなかった。

日本人女性への「復讐」
「俺の友達は一日に4人の日本人の女とヤッた。 日本の女は尻軽だなぁ!」などという中華系の男は、この航空会社には多かった。 「一日に4人」なんて全く荒唐無稽な、有り得ない話が通用するのも、捏造が得意な彼等らしいことだ。 

未だにどの位の人口がいるか判らない、何千年もの歴史を有する巨大国家中国と世界を股に掛ける華僑だ。 アメリカ人も数に関してはカナリいい加減だが、中国や華僑ほど「数」の捏造が得意な者はいないと思う。

俺がこの航空会社にいた時に付き合った女性の多くは中華系だった。 香港に住んでいたし、フライトや旅行で行った地域も華僑が多い地域だからこれは当然だろう。 他の日本人の友人でも、華僑の女と付き合っている者は多かった。 だからといって、「華僑女はすぐヤラせる」などという、特定の国籍や人種の女に対して偏見を持ったことはない。

そもそも恋愛の多くは男女間の「憧れ」「愛欲」「性欲」等から始まることが多いのだ。 しかし本当に知り合えば相手の醜い所も見えてくるが、そういった事でも克服して、結婚等に至ることもある。 だから、「○○出身の女は尻軽だ」というのは不適格だ。

「性」というものは特別な物だが、同時に自然現象でもある。 セックスする女が尻軽なら、世界中の母親はみんな尻軽で、俺達人間はみんな尻軽女の子供、ということになる。 性に対する歪んだ考え方は彼らの教育から来ているものだろうか? 仮にそうであったとしても、それだけではないことが、後々になって気付いてきた。

ウソをつく歴史
香港、シンガポール、マレーシアの中華系のCAで、日本人を侮辱するため、または日本人を悪人仕立て上げるために、有り得ないような捏造をする者は多かった。 その反面、日本に対する嫉妬・劣等感を隠せない者も多かった。

始めの頃は、中華系の人間が日本人女性を性の対象にしようとするのか、俺には全く理解できなかった。 彼らの中には俺に面と向かって「南京で日本軍が女を大量に犯したから、その復讐だ。 日本の女も犯されて当然だ」と言う者もいた。 「日本はシンガポールで大量に人殺しをした」などもよく聞いた。 「慰安婦」などという言葉を聞き始めたのもその頃だ。

そんな過去の事には興味もなかったが、「日本の女は尻軽」とか「日本の女も犯されて当然」というのは俺にはどうも納得いかない。 

俺の母親や妹も「日本の女」だ…!

そう考えると段々腹が立ってきた。 「○○の女は尻軽だ」などと他国の女性を侮蔑する、というのは人間として一番やってはいけないことなのだ。

彼等が言っていることが本当かどうか知りたくなった。 俺は暇さえあれば日本のシンガポールの歴史や「南京事件」について勉強するようになった。

日本がシンガポールを攻撃した当時は、シンガポールはイギリス植民地であり、イギリスを追い出すためにやったことだ。 また、シンガポールの歴史の本を読むと、日本軍は約6千人の市民を殺害したことになっている。 

しかし、 “シンガポール暴力団の歴史” について書かれた本を読むと、日本軍は華僑暴力団員を約6千人殺して、日本統治下で暴力団は完全に消滅したらしい。 シンガポールで日本軍に殺された「市民」は、「暴力団」のことだったのか… その暴力団は国民党・蒋介石を信奉する武装集団で、日本軍に対してテロ攻撃をしかけていた、とのこと。 もちろん、シンガポールの学校では日本軍は無差別に人を殺したことになっているが。

また、南京に関しても納得し難い点がたくさんある。 日本人は30万人殺したことになっているが、当時南京には20万人しか住んでいなかった。 しかも日本が南京を占領した後は南京の人口が増えていた。 そして、実際に日本軍による組織的な強姦があったかも調べてみると、日本人と現地人の混血児は一人も発見されなかった。 

「慰安婦」に関して言えば、今でいう「ソープ嬢」みたいなもので、完全な「商目的」。 借金のカタに、親が娘を華僑の買春業者に売り飛ばし、その華僑買春業者は娘達を日本軍向けの華僑風俗店に「転売」していた。 こういった類の不幸な話は今でもよくある。 これ以上、俺が説明することは何もないだろう。

「彼らの」戦争は終わっていない
残念ながら、華僑は「日本は悪」「日本軍は女を犯した」という教育を受けてきている。 中国・香港・シンガポール・マレーシア… どこにいても、華僑は同様の教育を受けてきている。 「反日」というのは、言語と共に彼らを結ぶ共通の認識であり、「絆」に近いものがある。 特にシンガポール・マレーシア華僑は、建国当初は中国の教科書を使っていたのだから、東南アジアの華僑がそうなるのも当たり前かもしれない。

中国や韓国、そして華僑などの反日派にとっては、日本とはまだ戦争は終わっていないのも同然だ。 華僑国家シンガポールでは「日本が原爆を落とされたのは当然の報いだ」と教育している。 中国は日本に核ミサイルを向けているし、韓国の海兵隊などは日本上陸・占領を想定した訓練を行っていると聞く。

しかし、それらの国々には「日本は既に核ミサイルを保有済み」との憶測もある。 「日本は核保有国」という彼らの憶測も日本を守っている、とも言える。 また、現時点では核大国アメリカが日本の同盟国なので、今すぐ戦争、というわけにもいかない。

日本に打ち勝つことができないので、代わりに日本人女子を性的に狙うことにより、自分達の復讐心を満たそうとしているようだ。 ソ連がドイツや満州を占領した時、褒美として「現地の女」、つまりドイツ人や日本人女性を強姦しても良いとした。 このように、国家間の争いの時に不幸にも狙われるのは「女性」だ。 敵地の女性を辱めることにより、自分の復讐心を満たすのだ。

彼等はそのような「反日感情」は、あまり日本人女性の前では剥き出しにはしないらしい。 その日本人女性とセックスをしたいからだそうだ。 この点では、日本のことを嫌い、見下げている多数の外国人教師(主に英語教師)と似ている。 女の前ではカタコトの日本語を話したり、日本のことを褒めたりして、喜ばせようとしたり、しつこくデートに誘ったりする。 大半の日本人のスチュワーデスは、彼らの奇妙な行動を嫌い、相手にもしなかった。

しかし少数ではあるが、そんな彼等に付いて行く者もいたかもしれない。 まさか自分が「モテる」とまでは思っていないだろうが、日本人女性を狙うことで自分の「復讐心」を満たそう、という意図が彼等にはあることを知る必要があるだろう。

過去にこだわらない一般の日本人にはこういった考え方は到底理解し難いが、「想像」はできるかもしれない。 

やっぱり、俺の帰る所は日本

俺を「日本人」にしてくれた香港
ポルノ雑誌や性風俗店にいたるまで、セックスに関係することには「日本」が付きまとい、日本人を侮辱する言動が俺には不快に感じるようになってきた。 昔、日本ではソープランドを「トルコ」と呼んだ時期があった。 「これはトルコ人を侮辱する言葉なので変えなければならない」という活動があったらしく、今では「ソープランド」という名前が定着している。 香港でも「日式」というのは止めて、別の名前に変えるべきだと思う。

確かに華僑や韓国人でも本当に繊細でイイ奴はいる。 前述の通り、俺の親友の一人もマレーシア華僑だ。 しかし、

「どこの国でもイイ奴はいるから、人種や国籍で決めてはいけない。」

等という無意味な議論はするつもりはない。 現実は「反日」が圧倒的だ。 そして彼等の反日感情は「日本全体」と「日本人個人」に対して向けられる。 仕事や人間関係のストレスより、日本人への直接的・間接的な差別へのストレスの方が、俺にとっては大きくなってきた。 マレーシア華僑の親友もその事はよく知っていた。

俺が入社してから、この航空会社を辞めていく日本人スチュワーデスに大勢会った。 その多くが俺が聞いたのが、「日本人への差別に耐えられない」というものだった。 当初は差別に鈍感で、「地球市民」を気取っていた俺は「差別くらいでこんな良い仕事を辞めるなんて、モッタイない」と思ったものだが、次第に彼女達の受けた屈辱が理解できるようになった。

俺も長い海外生活を通して、本当に少しずつではあるが「やはり俺は日本人だ」と強く意識するようになって来た。 しかし多くの日本人は海外で暮らさなくても、「自分は日本人」と意識できる。 俺ももっと早く意識すべきだった。 失敗、失態も多かったが、3年の香港での生活は、俺を「日本人」として育ててくれた。






僕が客室乗務員だったときの話 | Comment(5) | TrackBack(0) | 東京 ☀
この記事へのコメント
う〜ん。やっぱり、外国を本当に分かってこそ、自国に対する愛国心が出てくるのでしょう。
私の職場はアメリカ人、フィリピン人(全員、グリーンカード又は米国市民権のどちらかを所有)が圧倒的に多いのですが、やはり、ほとんどのフィリピン人は、日本人に対し、とても攻撃的な態度で接してきます。そして、アメリカ人には媚び、アメリカ人以上に、早くアメリカに帰りたいだの、日本はつまらない等の文句を言います。
とても仕事がやりにくい環境です。
歴史問題もあるのでしょうが、祖国が貧しいゆえに、同じアジアの先進国、日本に対する妬みだと、考えずにはいられません。
Posted by おでん at 2007年03月10日 23:23
おでんさん、コメント、有難うございます。

>職場はアメリカ人、フィリピン人(全員、グリーンカー
>ド又は米国市民権のどちらかを所有)が圧倒的に多い

っていうことは、アメリカ海軍基地あたりですかね… 要は、アメリカ人でもない自分がアメリカンになった気分なのでしょう。

日本でもアホな親が「うちの子供はアメリカで産まれたから、アメリカ国籍も持っているですよぉぉ」と自慢するレベルです。

しかも米軍とフィリピン軍は、過去に一緒に日本を敵とした歴史があったので、そういった悪条件が重なったのでしょうね。

フィリピン人や中国人は現地では問題ないことが多いのですが、アメリカに住んだりし始めると、傲慢になり始めるのが多いように見えます。 2世とか3世になると、「本物のアメリカ人」になるので、日本人との問題もさほどないでしょうが。

でもムカツく奴等ですね。 でも言うことはハッキリ言ってやってくださいね。 

「アメリカ人になれてそんなに嬉しいか? アメリカ人でもお前みたいにarrogantな奴はいないぞ。 お前の英語だってアメリカ人のとは違うしな」

と。 日本人だからってガマンばかりする必要はありません。 日本人はこの60年間、充分ガマンしてきました!
Posted by おでんさんへ、藤原より at 2007年03月16日 19:03
返信、どうもありがとうございます!
藤原さん、とっても鋭いですね!そうです、私の職場は日本国内の某米海軍基地です。
私も、そんな彼等と過去に何度か喧嘩したりしました。
「そんなに日本が嫌なら、アメリカじゃなくて、フィリピンに帰れば?」などと言った事もありますけど..;)
結局、彼等は他に自慢できる事が何もないのですよね。
またここで1つ、藤原さんのファンになりました!
Posted by おでん at 2007年03月16日 19:47
いやいや、恐縮です。ホントに…

彼らにしてみれば、「身内がアメリカ国籍をとる」というのは大手柄ですからね… 気の毒な考え方ですが、それが彼らの生活の現実なのでしょう。

客室乗務員の話はこの章で終わってしまいましたが、もしよかったらこの新しい「あれれ?納得いかない訴訟・裁判情報!」もご覧になってください!

では風邪を引かぬよう、ご自愛下さいね!

Posted by おでんさんへ、藤原より at 2007年03月19日 01:31
すごく面白かったです。
私も外資系エアライン経験者なので、わかる〜!と感じる部分と、男性からの視点が新鮮でした。
そして国際関係、国家体制、自分が日本人であることの誇り、アジアにたむろっている外国人の妄想等など、一冊の本にしてもいいと思いました。
キャ*イでは今でも現役の日本人女性パーサーはいらっしゃいますか?
日本女性は、これ!と決めたら貫くところが違うなあと思います。
Posted by 白梅 at 2012年06月29日 14:57
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